渋谷を、もっと面白く!
「#シブラバ倶楽部」キックオフワークショップ開催
2026.8.4
2026年7月13日、渋谷ヒカリエ8/COURTで、「#シブラバ倶楽部 キックオフワークショップ~渋谷を、もっとおもしろくする“部活動”はじまります〜」が開催されました。渋谷で暮らす人、働く人、遊ぶ人、街をつくる人など、さまざまな立場で街に関わる「渋谷LOVER」たちが集まり、「大きな変化が続く街を、渋谷LOVERたちの力でどう面白くできるか?」をテーマに、対話やアイデア出しを行いました。

#シブラバ倶楽部 キックオフワークショップ
〜渋谷を、もっとおもしろくする“部活動” はじまります〜
日時/2026年7月13日(月)19:00~22:00(開場18:30)
会場/渋谷ヒカリエ 8/COURT
料金/無料
主催/東急株式会社
企画・制作/Potage株式会社
進行
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Peatix 共同創業者/取締役CMO | Co-founder/CMO
藤田 祐司
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Potage代表取締役/コミュニティ・アクセラレーター
河原 あずさ
参加者
2023年に開催したミートアッププロジェクト「#シブラバ」に登壇した上記のメンバーを含め、今回のワークショップには渋谷LOVER17人が参加しました。
渋谷を愛する人たちと、もっと面白い街へ
2023年に引き続き、#シブラバのファシリテーターを務める河原あずささん(左)、藤田祐司さん(右)
「#シブラバ倶楽部」は、2023年に開催されたミートアッププロジェクト「#シブラバ」を発展させた取り組みです。渋谷の街に関わる人たちを可視化し、つないでいく場として始まった活動が、今回、再始動しました。
冒頭では、ファシリテーターを務める藤田祐司さんと河原あずささんが、これまでの経緯と今回の目的について話しました。もともとシブラバは、コロナ禍を経て、人の集まりが復活し始めた時期に実施。藤田さんは、「渋谷で遊び、働き、生活する人たちの姿を可視化できるイベントを目指しました」と振り返ります。コロナ明けで久しぶりに人が集う機会だったこともあって大きな熱量が生まれ、渋谷を愛する人たちがつながるきっかけになりました。
今回、そのシブラバが、「#シブラバ倶楽部」としてリニューアル。「渋谷を"愛する人"たちと、渋谷を"もっとおもしろく"」を合言葉に、単なるトークイベントではなく、具体的なアクションにつなげる活動を目指します。河原さんは、「渋谷の人たちに必要とされる何かを持ち帰れる場にしたい」と説明。参加者同士のつながりから新しい渋谷の魅力を生み出していくビジョンを示しました。
渋谷の街は、使う人やつくる人の対話から生まれる
#シブラバ再始動の背景を説明する東急株式会社の大木浩介さん(左)、嶋田貴司さん(右)
続いて、「インプットトーク」では、東急株式会社の嶋田貴司さんと大木浩介さんが登壇し、渋谷の街や再開発にこめる思いを語りました。嶋田さんは長年、開発部門で街全体を盛り上げる仕事に携わってきました。「このように“乾杯”から始まるイベントも渋谷らしくていい」と話し、街を面白く利用する人たちと対話して、ともに魅力的な場を共創することが渋谷らしさを引き出すと語りました。大木さんも、「渋谷の面白さは、気づいたら巻き込まれているところ」と説明。「こんな人がいるんだ」という出会いの連続から、新しいつながりが生まれることが渋谷の魅力だと紹介しました。
今回、「#シブラバ倶楽部」を再始動した背景には、渋谷という街の広がりがあります。2018年の渋谷ストリーム開業を皮切りに、渋谷では街一体の取組みとして「まちびらき」が行われてきました。今後も駅周辺エリアで開発が進み、関わる企業や人はさらに広がっていきます。嶋田さんは、「駅周辺エリアにとどまらず、より広いエリアでさまざまなプレイヤーが関わるようになった今だからこそ、渋谷に想いのある人がつながり合えるようなきっかけをつくっていきたい」と話しました。これからのまちづくりは、商業施設や歩行空間の整備だけではなく、多様な人々が想いを持って街を使い倒すことがその街の価値を育てていくことに繋がると考えているといいます。
そんな街づくりの過程について、大木さんは「企業、デベロッパー、行政、地域のプレイヤーなど、さまざまな人たちがオーケストラのように関わりながら街をつくっている」と説明。「みんなでつくる渋谷」という街づくりの考え方の重要性について語りました。
ワークショップで「もっと面白い渋谷」を考える
続いて、参加者によるワークショップを実施しました。テーマは「みんなで、もっと面白く」。総勢17人の参加者は、以下の問いについて自分の考えを書き出しました。
◎いまの渋谷で、もっと光を当てたい人・活動・場所は?
◎大きく変わり続ける街・渋谷で、自分はどう面白く過ごしたい?
◎自分が渋谷をもっと面白くするために、何を持ち寄れそうか?
その後、4~5人のグループに分かれ、互いのアイデアを共有。気になったアイデアには星印を付けながら、参加者同士で意見を深めました。最後には、各グループで「私たちなりの渋谷を面白くするアイデア」を一枚のパネルにまとめ、全体で共有しました。
各々がアイデアを創出し、グループ内でアイデアを共有する
気になったアイデアをピックアップし、互いの意見を交換する
各グループでアイデアを集約し、発表パネルを仕上げていく
【グループ1】
街を「使い倒す」、
渋谷ならではの運動会を提案
植野さんらグループ1のメンバー
グループ1が注目したのは、渋谷ならではの地形や都市空間です。「街の中にある環境を『使い倒す』という発想のもと、その魅力を発信していくイベントを考えました」と、渋谷新聞の鏡晋吾さんは話します。
構想の一つとして挙がったのが、街全体を舞台にした「運動会」です。子どもや訪日外国人などが街を楽しめるイベントを目指し、かけっこやリレーに加え、「スプラトゥーン」「マリオカート」といったゲームの要素も取り入れながら、国道246号横断デッキなど複数のスポットを活用する企画を検討しました。
渋谷を面白くするアイデアを発表する認定理学療法士の小泉香織さん(左)、渋谷新聞の鏡晋吾さん(右)
また、認定理学療法士の小泉香織さんは、渋谷にはデスクワーク中心の人が多く、健康づくりには歩くことが効果的だと指摘。再開発によって街の回遊エリアが広がる中、「もっと街を歩き倒し、使い倒してもいいのではないでしょうか」と話しました。イベントを通じて歩く機会を増やすことで、肩こりや腰痛などの改善につながるだけでなく、渋谷の地形や街の魅力を知るきっかけにもなります。街そのものを遊びや運動の場として活用することで、健康づくりと街の楽しみ方を結びつけるアイデアが提案されました。
【グループ2】
渋谷で「貿易」する
街に眠る価値を活用する新たな仕組み
神田さんらグループ2のメンバー
グループ2は、「渋谷で貿易しませんか」をテーマに、渋谷を舞台にした新たな「稼ぎ方」についてアイデアを出し合いました。渋谷を訪れる外国人が急増するなか、「外国人と日本人がもっと交流することで、日本円と外貨のやり取りが生まれるのではないかと発想しました」と、放送作家の相川真紀さんは説明します。
「解体を買いたい」「SHIBUYA TRADE」など、ユニークな切り口でアイデアを提案する放送作家の相川真紀さん
また、再開発で多くの建物が解体されていることにも注目。「解体したものを買いたい」という言葉遊びから、解体時に出る資材や不要になったものを活用する「解体祭り」のアイデアが出されました。誰かにとって不要なものが、別の誰かにとって価値になる。そんな循環を生み出す仕組みとして、不要品を次の使い手につなぐマーケットのような展開も提案されました。
さらに、「渋谷トレードスクランブル」と題したイベントも提案。スクランブル交差点周辺で蚤の市を開催し、信号が変わるたびに店が変わるような、活気ある街のお祭りをイメージしました。渋谷に多くの人が集まり続けるためには、楽しさだけでなく「稼げる仕組み」も重要な要素になる。そんな視点から、街に眠る価値を活用するアイデアが生まれました。
【グループ3】
「私にとっての渋谷」を集め
それぞれの街の見え方を共有する
日比谷さんらグループ3のメンバー
グループ3は、「人によって渋谷の見え方は異なる」という視点から、新しい街の楽しみ方についてアイデアを出し合いました。kipples代表などを務める日比谷尚武さんは、「自分にとっての渋谷というものが人それぞれにあり、それがごちゃ混ぜになっている状態こそ、渋谷のリアルな姿ではないでしょうか」と話しました。若者にとって楽しい街、大人にとって居心地のよい街、昔から通う人にとって思い出のある街、ビジネスの街として捉える人など、それぞれ異なる「渋谷」が存在しています。その一つひとつの視点を交換できる仕組みがあれば、新たな魅力の発見につながるのではないかという提案です。
一人ひとりが思い描く「渋谷マップ」をレイヤーとして重ね、新たな渋谷の発見につなげる仕組みを提案する日比谷さん
具体的には、一人ひとりが思い描く「渋谷マップ」を、街中で共有するアイデアが出されました。レコード店や街中華、映画館、思い出の遊び場など、自分だけのお気に入りの場所を記したマップを、透明なパネルやデジタルサイネージなどに重ねて表示。さまざまな人の視点が重なることで、「こんな渋谷もあったんだ」という新たな発見を生み出します。
さらに、小さなマップを手に取り、気に入ったものは持ち帰る一方で、自分の渋谷マップを置いていく交換型の仕組みも提案されました。多様な人々の「自分にとっての渋谷」が蓄積され、新しい街の魅力が広がっていく。そんな参加型のプロジェクトが構想されました。
【グループ4】
「楽しい」が人を呼ぶ
渋谷らしい街づくりを考える
横石さん、熊田さんらグループ4のメンバー
グループ4は、「プロミーハータウン しぶや」をキーワードに、現在の渋谷が抱える課題と理想の街の姿について意見を交わしました。まずメンバーからは、「最近、遊びづらくなった」「カフェが減った」「自転車を止める場所が少ない」など、「俺たちの渋谷はこんな感じではなかった」という、かつての渋谷との違いを感じる声が上がりました。その背景について、金融機関勤務の古川剛也さんは「渋谷が人気になりすぎたことで、それほど力を入れなくてもビジネスが成り立つ街になってしまったのではないか」と指摘しました。
「プロミーハータウン しぶや」を提案する金融機関勤務の古川剛也さん
一方で、視点を変えると、人々が渋谷を訪れる理由も見えてきます。それは「ここに来たら楽しいことがある」というシンプルな動機です。現在の若い世代も同様で、「宮下パークでTikTokを撮ったら映えるよね」といったように、お金をたくさん使わなくても楽しい体験を求めて街を訪れます。重要なのは、まず人が楽しめる街をつくること。その結果として自然に人が集まり、街の魅力や価値が高まっていくのではないか。「プロミーハータウン しぶや」というキーワードには、そんな思いが込められていました。
多様なアイデアを形にしていく、今後の活動に期待
今回のワークショップでは、渋谷の地形、人のつながり、街に眠る価値、新しい街の楽しみ方など、参加者それぞれの視点から多様なアイデアが生まれました。再開発によって大きく変化を続ける渋谷の未来をつくるのは、建物や施設だけではありません。そこで活動し、楽しみ、関わり続ける一人ひとりの存在も、街を形づくる大切な要素です。渋谷を愛する人たちが集い、それぞれの経験やアイデアを持ち寄りながら、これからの街の可能性を探る「#シブラバ倶楽部」。今後は、今回のワークショップで生まれたアイデアや問題意識をテーマに、さまざまな「渋谷LOVER」を招いたトークイベントを定期的に開催していく予定です。
対話を重ねながら、アイデアを具体的な企画や活動へと育てていく「#シブラバ倶楽部」。今回生まれたつながりが、これからどのような動きへと発展していくのか、今後の活動に注目です。
最後にワークショップに参加した渋谷LOVER全員で記念撮影

次回の「#シブラバ倶楽部」開催について
渋谷における「イノベーション×カルチャー」を語るミートアップ
開催:2026年8月20日(木)
時間:19:00~22:00
会場:渋谷ヒカリエ 8/COURT
料金:無料
登壇:小田嶋Alex太輔さん(EDGEof INNVOATION CEO)、坂口元邦さん(株式会社thePIXEL代表/シブヤピクセルアート実行委員会代表)、則武里恵さん(100BANCHオーガナイザー/一般社団法人百番地 代表理事)
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